カルコータカ
Karkotaka
容姿・特徴
炎に包まれる森の中で、金縛りになっている半人半蛇の男性。(或いは半人半蛇の男性)
出典
インド神話 マハーバーラタなど
解説
インド最大の叙事詩、マハーバーラタの一部である『ナラ王物語』に登場するナーガラジャの一人。
悪魔カリに取り憑かれ賭博好きになったナラ王が、国を追放され妻ダマヤンティーを棄てた後、燃え盛る森の中で仙人に呪いをかけられ動けないでいるカルコータカに出会った。
ナラ王が蛇を助けると、王に助けられた蛇はカルコータカと名乗り、何もかも失った王を救うために、王の体に噛み付きその毒を注ぎ込んだ。毒は王の体を侵す事はなく、王の中に住む悪魔カリだけをさいなんだ。
さらにカルコータカは、王を魔法で矮人に変えると、別の王の御者として送り込み、その王から馬術と引き換えに賽子術の奥義を学ぶようにと忠告し、ナラ王を幸福に導いた。
マハーバーラタの中で、ナラ王に『合掌して頼む』という文があることから、カルコータカは半人半蛇の姿だったと考えられる。また、『私に勝る蛇はいない』と言う文章や魔法を使うことから、この蛇の王が強い力を持っていたことが分かる。
参考文献
ヒンドゥー教の神々(せりか書房) インド神話(東京書房)
文責 : 骨龍
イラスト : 松井伯流