じょか
容姿・特徴
半人半蛇(半竜とも)
手にはコンパスと筆を持っている
伏羲とジョカかが仲睦ましく尾を交差している構図がよく知られている。
出典
中国神話
解説
中国神話の三皇と呼ばれる王の一人。同じく三皇の一人伏羲(ふくぎ・ふっき)の妹とも夫婦とも伝えられる。
大きな洪水が起きた時、伏羲と女カの兄妹だけが生き残った。
その後女カは、黄色い土に水を混ぜて人間作った。最初は丁寧に作っていたのだが、たくさんの人間を作ろうというのだから疲れてきた。そこで考え、縄をその土の中に縦横無尽に引っ張り廻し始めた。 縄にくっついた泥がポタリと落ちると人間になった。そのため人間には、丁寧に作られた出来のいい者と粗末に作られた出来の悪い者がいるという。
伏羲が人間の王になり退位したのち、女カが王になった。女カは善政をしたが、その統治末期、共工が天を支える不周山に頭を打ち付けため、不周山は崩れ天は傾き天変地異が起こった。
女カはすぐに五色の石を作り不周山の壊れた。部分を補修し大きな亀の足を切り取って大地の四隅に置き、天の傾きを元に戻した。
参考文献
幻獣ドラゴン(新紀元社) 中国神話伝説集(社会思想社)
文責 : 真鶴
イラスト : くに