アツユ
あつゆ

 
容姿・特徴 龍の首をもつ四足獣。毛の生えている獣の中では最大。全長80メートルを超える。 他にも様々な容姿が伝えられており、人頭牛身馬足、人頭蛇体であるとも。
出典 中国神話
解説 「山海経」にあらわされる古い怪物。神樹のひとつ「建木」のある丘に住み、人を食う。もとは天神であったが、天神同士の争いで殺され、その後崑崙山にて手当てされて復活したものの、神の力をなくし妖怪となった。他にも「淮南子」などにその名前はみられ、そこでは主に天神としてのあつゆが描かれている。
「殺されるが復活する」あるいは「殺されかけるが生き延びる」そして、「力を失う」というエピソードが、この神の記述には共通して現れている。
参考文献 世界未確認生物辞典

文責 : ARES
イラスト : GW